牧草からコップ一杯の牛乳まで

新鮮な牛乳を飲みながら、牛乳はどのように作られているのか思いを巡らせたことはありますか?
    

牛乳は自然の恵みからできています

牛乳は自然の恵みからできています。一日中太陽の光を浴び牧草地で放牧される健康な乳牛によってもたらされます。自然の良さを生かしつつ、私たちが手を加え完成されます。 

ここではニュージーランドの酪農場から、皆さんの食卓に並ぶコップ1杯の牛乳になるまでを紹介します。 

牧草地での放牧

乳牛はほとんどの時間を食事、睡眠、反芻(一度飲み込んだ食物を胃から口の中に戻し、再び噛んでからまた飲み込むこと)し過ごしています。ニュージーランドの牛は、世界のどこの国より多くの時間を牧草地で過ごします。私たちの乳牛の食事の約96%は新鮮な牧草です。毎日約50kgの牧草を食べます。ニュージーランドのほとんどの乳牛は、フリージアン種(白と黒のまだら模様)またはジャージー種(やわらかい茶色の乳牛)です。 

牛乳を作る

乳牛が緑の草を白いミルクに変えるのは驚くべきことです。牛は反芻動物と呼ばれる動物群に属しています。反芻動物は4つの胃をもつ動物で、それぞれ草を牛乳に消化する際に異なる役割を果たしています。乳牛の食べた物が牛乳となるには最大2日かかります。平均して、雌牛は1日に25~40リットルの生乳を生産することが可能です。 

生乳の保管
集乳と輸送

包装 

生乳が所定の脂肪率(全脂肪牛乳、低脂肪牛乳など)に合わせて均質化されると、生乳はステンレススチールパイプを通じて容器に充填されます。 

 

このほか、チーズ、ヨーグルト、アイスクリームのような乳製品に加工されるものもあります。これらは世界中のお店に送られ、皆さんの食卓に並ぶことになります。 

これが酪農場からみなさんの冷蔵庫までの牛乳の旅です。