フォンテラでは、乳牛の飼育方法や酪農場の評価基準のガイドラインである「Cared for Cows Standard」を定めています。
この中には、乳牛の健康管理データの収集・提出手順、リスクの管理方法、さらに内部監査の実施方法などが含まれています。
これらの指標を継続的にモニタリングすることで、リスクのある酪農場を早期に発見し、速やかに必要なサポートを提供できる体制を整えています。
新鮮な空気を吸いながら、広々とした牧草地を自由に歩き回り、好きな時に牧草を食べ、柔らかな芝の上でゆっくりと休むーこのような自然に近い飼育環境は、牛たちの健康と福祉にとって良い影響を与えるだけでなく、細菌との接触を抑え、感染症のリスク軽減にもつながっています。
ニュージーランドで行われている放牧を中心とした酪農では、牛たちはどこで牧草を食べ、どこで水を飲み、どの仲間と一緒に過ごすのかを自分の意思で選び、毎日のびのびと暮らしています。
フォンテラの酪農家は、世界最高水準の動物福祉基準を順守しています。
フォンテラでは、国際獣疫事務局(WOAH)によって認められた国際基準を基に、「Five Domains(五つの領域)」が掲げるポジティブな体験を促し、「 Five Freedoms(五つの自由)」に反する飼育方法を禁止しています。
フォンテラの生乳は主にニュージーランドで生産されていますが、世界中のすべての事業地域において、各国の業界団体へ成功事例を共有しています。フォンテラの方針や基準と調和した成果がサプライチェーン全体で実現できるよう取り組んでいます。
乳牛の健康管理において重要な指標のひとつが「体細胞数(SCC)」です。SCCは乳房炎などの健康状態を示す数値であり、数値が低いほど良いとされています。
ニュージーランドの乳牛は、SCCが安定して低水準である傾向があります。フォンテラの過去3シーズンのグローバル平均SCCは17万5,000細胞/ml未満で、一般的に乳房炎の感染リスクが低いとされる基準を更に下回っています。
栄養、環境、健康、行動のポジティブな経験を与えることが、精神状態とウェルビーイングの向上につながると考えています。
動物の健康と福祉、ならびにバイオセキュリティを継続的に向上するため、契約酪農家が最適な飼育方法を導入できるよう支援します。また、動物にポジティブな体験をもたらす「Five Domains(五つの領域)」を推進し、「 Five Freedoms(五つの自由)」に反する飼育方法を禁止します。この中には、抗生物質の適正使用の推進、 「The Co-operative Difference」の取り組みや「Cared for Cowsプログラム」などが含まれます。
ステークホルダーと共に、酪農におけるアニマルウェルフェアへの理解の深化に努めます。業界団体との協業や、一般市民向けの教育活動、酪農家に向けた研修などを実施します。
政府や国際機関、関連業界、その他の主要なステークホルダーと共に、動物福祉やバイオセキュリティにおける規制・基準の整備に取り組みます。
酪農家への研修の実施、業界標準の向上に向けた取り組みへの参画、さらには国際的なパートナーシップの構築などの施策を推進してまいります。
動物の健康と福祉の向上を目指し、最先端の技術の実践および導入に積極的に取り組んでいます。研究開発のほか、最新のデータに基づいた酪農場へのコンサルティングやサポートを提供します。
害虫や疾病への対応プロセスとエスカレーション手順を定め、害虫や疾病の発生時に迅速かつ適切に対応します。Dairy NZ(ニュージーランド全国酪農家組織)との連携やEarly Response Service(早期対応サービス)への参加、乳房炎コントロールのサポート、バイオセキュリティへの準備および対応、ニュージーランド政府による「 Biosecurity Business Pledge(バイオセキュリティビジネス宣言)」への加入など、様々な取り組みを行っています。