フォンテラジャパン、2020サステナビリティレポート日本語版を発行

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ニュージーランドでの最先端の取り組みをご紹介

ニュージーランド(NZ)乳業最大手フォンテラの日本法人であるフォンテラジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:斎藤 康博)は、この度、2020フォンテラサステナビリティレポートの日本語版を発行しました。

当年度は、環境評価基準としてフォンテラが重要視する、製造活動によるGHG排出量の削減、水使用量の削減、埋立てに回される固形廃棄物の削減量全てにおいて改善を実現することができました。

【2019サステナビリティレポートはこちら】  https://view.publitas.com/fonterra-japan-limited/sasutenabiriteirepoto2019-huonteraluo-nong-xie-tong-zu-he

これは、2017年のサステナビリティレポート発行以来初めてとなります。

また、国際的に信頼されているEcoVadis社が行うサステナビリティ評価で、当年度は「ゴールド」評価を獲得しました。この「ゴールド」評価は、世界中の対象企業のうち上位5%に位置することを意味しています。

フォンテラでは、「健康な人々(Healthy People)」、「健全な環境(Healthy Environment)」、「健全なビジネス(Healthy Business)」という3つの関連する目標に照らして実績を測定しています。

フォンテラ酪農協同組合のCEO、Miles Hurrellは「コロナ禍に見舞われる中で関係者が果たした当年度の前進を誇りに思っており、酪農家や従業員の支援と努力に感謝したい。」 また、「当年度の進展は、世界的パンデミックの最中にあっても私たちの戦略や顧客主導のオペレーティングモデルが成果を上げているということを示しています。」と述べています。

2020サステナビリティレポート|フォンテラ酪農協同組合

https://view.publitas.com/fonterra-japan-limited/2020-sasutenabiriteirepoto-huonteraluo-nong-xie-tong-zu-he/

 

【本レポートの概要】

l  フォンテラ酪農協同組合およびフォンテラが経営を管理する合弁会社の活動について報告

l  報告期間は2020年7月31日までの1年(2020年度)

l  サステナビリティレポートの基準として世界でも広く採用されているGRI (Global Reporting Initiative)スタンダードの中核オプションに準拠して作成

l  Bureau Veritasによる第三者保証を受けることにより本レポートがフォンテラのサステナビリティに関する実績を正確かつ公正に報告していることを保証

 

【2020サステナビリティレポート ハイライト】

健康な人々|Healthy People

·         地域社会支援プログラム「キックスタート・ブレックファースト」10周年

·         コロナ禍の手指消毒液の不足を受け200万リットルのエタノールを提供

·         全製造拠点で第三者機関により主要な食品安全管理システム(FSSC22000など)の認証を取得するという目標達成

·         コロナ禍における従業員のケア

·         性別による賃金格差の減少

 

健全な環境|Healthy Environment

·         GHG排出削減目標について、ニュージーランドの酪農企業として初めて「Science Based Target」イニシアチブの承認獲得

·         ニュージーランドの製造拠点でエネルギー原単位を2003年度の基準から20%削減

·         テ・アワムツ拠点での木材ペレットへの転換により石炭総使用量を10%近く削減

·         農場に特化したGHG報告書がニュージーランドの全ての酪農家によって利用が可能に

·         ニュージーランド国内の生乳供給農場のうち農場環境プランを策定している農場の割合が34%に上昇

·         乳牛から排出されるGHGを大幅に削減できる画期的な技術の研究

 

健全なビジネス|Healthy Business

·         生乳に支払う乳価を通じニュージーランドの農村地域に110億NZドルの貢献

·         株主酪農家への支払い総額は1kgMS*1当たり7.19NZドル

            o    最終的な生産者乳価は乳固形分1kg(1kgMS)当たり7.14NZドル

            o    当年度の配当金は1株当たり5NZセント

·         純有利子負債11億NZドル減

·         EBITDA有利子負債倍率が4.4倍から3.4%倍へ改善

·         キャッシュフローの重要性を強く認識し株主酪農家やニュージーランド国内の中小取引先への支払いを迅速化

·         市場のサステナビリティへの期待に応えるべくニュージーランドで初となるカーボンゼロミルクの発売と牛乳のパッケージに植物性ボトルを採用

·         Provenance.orgとのパートナーシップを通じて消費者にオープンかつ検証された形でサプライチェーンに関する情報を伝えることが可能に

 

*1 milk solid =乳固形分