2021サステナビリティレポート日本語版を発行

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ニュージーランド(NZ)乳業最大手フォンテラの日本法人であるフォンテラジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:斎藤 康博)は、この度、2021フォンテラサステナビリティレポートの日本語版を発行しました。

COOであるFraser Whinerayは、「サステナビリティに関するさまざまな測定指標に関して透明性をもって報告することは、私たちの協同組合にとって非常に重要です。これは、持続可能な協同組合であるための3つの重要な要素である、ビジネス、人、環境にわたる私たちの活動を詳しく取り上げています。」と語っています。


本年度の最も大きな成果の一つが、単年度の石炭からのGHG排出量を11%削減したということです。主な削減要因は、当社のTe Awamutu拠点での再生可能な木材ペレットへの転換によるものです。
これは、SDGsにおける2030年へ向けた目標と、2037年までに再生可能エネルギーに移行するという私たちの目標を達成するための素晴らしい一歩です。

【本レポートの概要】
フォンテラ酪農協同組合およびフォンテラが経営を管理する合弁会社の活動について報告しています。
報告期間は2021年7月31日までの1年(2021年度)で、「フォンテラアニュアルレポート2021」の補足文書の1つとして、統合されたレポート群を形成しています。
サステナビリティレポートの基準として、世界でも広く採用されているGRI (Global Reporting Initiative)スタンダードの中核オプションに準拠して作成されています。
Bureau Veritasによる第三者保証を受けることにより本レポートがフォンテラのサステナビリティに関する実績を正確かつ公正に報告していることが保証されています。


【2021サステナビリティレポート ハイライト】

Environment - 環境

  • Sustainable Network Awardsにおいて、Maungaturotoで初めて自然の湿地プロセスを利用し拠点での水の再利用を支援するプロジェクトで、ファイナリストとなりました。
  • New Zealand Energy Excellence Awardsで、Te Awamutuでの再生可能なペレットへの転換について「低炭素未来賞」を受賞しました。
  • ニュージーランドの農場内GHGフットプリントは、補助飼料へのPKE(Palm Kernel Extract:搾油後のやしの実のかす)の比率が増加したこともありわずかに増加しました。
  • オーストラリアで販売された製品の包装の94%は、現在サステナブル包装*1材料から作られています。
  • 紅藻由来の天然メタン抑制剤、Kowbucha™プロジェクト、乳牛から排出されるメタンガスの削減に貢献するDSM社との提携など、農場内のメタン緩和ソリューションを見出すための研究開発への投資を継続しています。
  • リビング・ウォータープロジェクトと自然保護省が提携して以来、36のツールとソリューションの試行を行い、そのうち9つのソリューションは集水池で評価または利用されています。
  • 持続可能な集水池プログラムの最初の3年間で、合意された128の連携活動の48%を達成しました。


People - 人

  • 2022年末までに44名の実習生を追加採用するという当社のコミットメントの一環として、1月に13名の実習生が加わりました。
  • 「Aotearoa New Zealand Skill Pledge」達成に向けて2025年までにオンザジョブ・トレーニングと技術向上習得の時間倍増させるということを目標に、この1年間で、ニュージーランドの従業員はオンザジョブ・トレーニングと技術向上の時間を28.1%増やしました。
  • 「キックスタート・ブレックファスト」プログラム通し、毎週18万人以上の子供たちに朝食が提供されています。これは、Sunitarium社、政府との提携のもと、牛乳とシリアルを提供するもので、現在は1,300以上の学校で提供するまでに成長しています。
  • 84%の日常用乳製品と高度栄養乳製品は、第三者機関の認定を受けた栄養ガイドラインを満たしています。
  • 負傷率を下げることはできましたが最低水準には戻りませんでした。職場の安全に関しては継続して取り組んでいきます。

*1 達成されるリサイクル可能性の正確なレベルは、特定の市場における回収、分別、リサイクルの範囲と利用可能性によって異なります。