パーム油

世界的な植物油の高需要により世界で最も広く使用されている植物油
 
パーム油は様々な企業の何百もの製品に使用されています。


世界のパーム油の大半は東南アジアで生産されています。この地域の原生林の伐採が進み、パーム油のような農産物のためのプランテーションに転換されつつあるため、パーム製品には懸念が持たれています。森林破壊に起因する環境・社会問題、労働者の権利の侵害、地域社会への影響などが懸念されています。

私たちは、アドボカシー活動を行い、業界に慣行や仕組みを浸透させることが、永続的な変化をもたらす最善の方法であると信じています。一部の農産物を禁止するだけでは、生産が他の農産物にシフトしてしまう可能性があります。2030年までに世界の人口が10億人増えることを考えると、持続可能な栄養を提供するために食糧生産に変革を起こす必要があります。食糧生産が効率的で、森林伐採や環境破壊を助長することなく、むしろ生態系の保護と回復に役立つようにする必要があります。

変化を実現することは、環境だけでなく、この産業に携わる何万人もの人々を助けることになります。私たちのアプローチの一部には、現場で活動する同様の考えを持つ組織やNGOとの協力が含まれています。これには、私たちのサプライチェーンの透明性や、使用する製品のトレーサビリティも含まれます。私たちは、持続可能な方法で収穫されたパーム油のみを調達することを約束し、2020年までにこれを達成するためにサプライヤーと協力しています。

私たちは2009年からパーム製品のサステナビリティに積極的に取り組み、以下のようなことを行ってきました。

  • 2009年からRSPOに加盟しています。RSPOは、持続可能なパーム油を一般基準するための活動を行っています。

  • 2016年に「パーム製品基準」を制定し、使用する製品が持続可能性の最適な条件を満たしていることを保証しています。パーム製品の全ての供給業者は、「森林破壊ゼロ、泥炭地開発ゼロ、搾取ゼロ」を公に宣言し、この宣言を満たすためのビジネスプロセスを備えている必要があります。

  • パーム産業の持続可能性の変革を支援する主要な NGO である「 The Forest Trust(TFT)」と協働し、サプライチェーンのパフォーマンスと当社の基準への遵守を評価しました。これまでのところ、私たちは96.7%の工場までのトレーサビリティを確認し、出所を把握しています。

  • パーム油産業の副産物であるパーム核粕はすべて、「森林破壊ゼロ、泥炭地開発ゼロ、搾取ゼロ」を最初に実施したWilmar International社から供給されています。 彼らは、森林伐採と労働力の搾取を厳しく禁止しています。

パームオイルは、食感の改良、素材の結合(乳化)、油脂の補助など、様々な用途で使用されています。パーム核粕(PKE)はパーム油産業の副産物で、牧草の生育が悪い干ばつ時などに牛の補助飼料として使用されます。私たちは農村部の小売店でPKEを販売しています。 

PKEは、Wilmar International社とフォンテラのジョイントベンチャーによってニュージーランドに導入されています。この合弁会社は、International Nutrition Limitedと呼ばれています。Wilmar社は「森林破壊ゼロ、泥炭地開発ゼロ、搾取ゼロ」を最初に実施し、フォレスト・トラストと協力して現地での持続可能性の改革を推進し、業界サプライヤーをリードしています。

パーム油 

パーム油とパーム核油は、パーム果実から得られる植物油で、世界中の食品メーカーで幅広い製品に使用されています。フォンテラでは、食感を良くし、食材を結合(乳化)させるため、または補助的な油脂として、一部の製品の原料として使用しています。

持続可能性は私たちにとって最優先事項であり、これには原料の調達先に気を配ることも含まれます。私たちは、持続可能な認証を受けたパーム油の生産を支援しており、フォンテラは「持続可能なパーム油に関する円卓会議(RSPO)」のメンバーでもあります。

2017年、フォンテラは15,847MTのパーム油原料を調達し、そのすべてが以下のRSPOサプライチェーンモデルのいずれかから調達されました。

  • 7%はRSPO認証のセグリゲーション(区別された供給)からのもので、非認証パーム油とは混ぜ合わされることなく、認証パーム油が最終製品製造者まで受け渡される認証モデルによるものです。

  • 51% は「マスバランス」供給源からで、製造過程で、認証パーム油と非認証パーム油が混合される認証モデルによるものです。

  • 42%は「ブック・アンド・クレーム」供給源からで、認証パーム油のクレジットが生産者と最終製品製造者・販売者との間でオンライン取引されるモデルによるものです。サプライチェーンは監視されませんが、クレジットはRSPO認証生産者から購入されるものです。

フォンテラ パーム製品基準に記載されているコミットメントの一環として、2018年末までにパーム油供給の100%をRSPO認証の「セグリゲーション(区別された)供給」から行うことを目標に取り組んでいます。 オーストラリアとニュージーランド以外の市場ではサプライチェーンに課題がありますが、この目標を達成するためにサプライヤーとの協働を続けています。

パーム油の直接購入については、以下を達成する予定です。

  •  2018年末までにオーストラリアとニュージーランドにおいて100%「セグリゲーション(区別された)」供給(フォンテラが調達するパーム油の総量の約70%を占める)
 
  • 2019年12月までに全地域で100%「マスバランス」供給
 
  • 2020年12月までに全地域で100%「セグリゲーション(区別された)」供給

 

この間もサプライヤーと協力し、できるだけ早く供給を移行する予定です。

Fonterra Brands New Zealandの製品はすべて、オーストラリア、ニュージーランド、および国際的な食品安全基準に完全に準拠しており、Tip TopおよびKāpitiのアイスクリームとアイスブロックはすべてパーム油不使用です。

パーム核粕(PKE:パーム油の製造における副産物)

パーム油とパーム核油は、パーム果実から得られる植物油で、世界中の食品メーカーで幅広い製品に使用されています。フォンテラでは、食感を良くし、食材を結合(乳化)させるため、または補助的な油脂として、一部の製品の原料として使用しています。

持続可能性は私たちにとって最優先事項であり、これには原料の調達先に気を配ることも含まれます。私たちは、持続可能な認証を受けたパーム油の生産を支援しており、フォンテラは「持続可能なパーム油に関する円卓会議(RSPO)」のメンバーでもあります。

2017年、フォンテラは15,847MTのパーム油原料を調達し、そのすべてが以下のRSPOサプライチェーンモデルのいずれかから調達されました。

  • 7%はRSPO認証のセグリゲーション(区別された供給)からのもので、非認証パーム油とは混ぜ合わされることなく、認証パーム油が最終製品製造者まで受け渡される認証モデルによるものです。

  • 51% は「マスバランス」供給源からで、製造過程で、認証パーム油と非認証パーム油が混合される認証モデルによるものです。

  • 42%は「ブック・アンド・クレーム」供給源からで、認証パーム油のクレジットが生産者と最終製品製造者・販売者との間でオンライン取引されるモデルによるものです。サプライチェーンは監視されませんが、クレジットはRSPO認証生産者から購入されるものです。

フォンテラ パーム製品基準に記載されているコミットメントの一環として、2018年末までにパーム油供給の100%をRSPO認証の「セグリゲーション(区別された)供給」から行うことを目標に取り組んでいます。 オーストラリアとニュージーランド以外の市場ではサプライチェーンに課題がありますが、この目標を達成するためにサプライヤーとの協働を続けています。

パーム油の直接購入については、以下を達成する予定です。

  • 1) 2018年末までにオーストラリアとニュージーランドにおいて100%「セグリゲーション(区別された)」供給(フォンテラが調達するパーム油の総量の約70%を占める)
  • 2)2019年12月までに全地域で100%「マスバランス」供給
  • 3)2020年12月までに全地域で100%「セグリゲーション(区別された)」供給

この間もサプライヤーと協力し、できるだけ早く供給を移行する予定です。

Fonterra Brands New Zealandの製品はすべて、オーストラリア、ニュージーランド、および国際的な食品安全基準に完全に準拠しており、Tip TopおよびKāpitiのアイスクリームとアイスブロックはすべてパーム油不使用です。

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