気候変動

気候変動は現代の最も差し迫った課題の一つです
気候変動が、家族、地域社会、次世代の酪農家、そして地球全体にとってどのような意味を持つのか懸念しています。


科学的根拠に基づく目標を設定し、輸送や製造における化石燃料の使用を削減し、農場で家畜からの排出を管理・軽減する方法を見つけることによって、気候変動に対処するためのアクションを実施しています。

私たちは他の企業と協力し、ニュージーランドの乳製品産業が低排出の食品生産の最前線に立ち続けるために、主導的な役割を果たすことを約束します。

気候変動への取り組みは、農場だけにとどまりません。私たちは、製造拠点から温室効果ガスの排出をなくすために、技術革新とインフラ整備に投資しています。 

ブライトウォーター工場のボイラーを木材ペレットとの混焼に変更し、テ・アワムツ工場も木材ペレットに移行しています。

これは、2037年までに石炭の使用を止めるというコミットメントの一環です。

このような課題に直面しているのはフォンテラだけではありません。私たちは一丸となって、輸送や製造における化石燃料の使用に対処し続けるとともに、家畜からの排出を軽減する方法を見出すことに取り組んでいかなければいけません。

私たちは、2050年までにすべての温室効果ガスを削減する長期目標を定めたニュージーランドの「ゼロ・カーボン法案」を支持しています。また、第一次産業の排出量を削減するための革新的なパートナーシップ「He Waka Eke Noa」を積極的に支援し、100社を超えるニュージーランド企業とともに「Climate Change Leaders Coalition」に参加しています。

私たちは、より良い結果を出すために努力しています。そのため、メタンガス研究会社のDSM社、マサチューセッツ工科大学、「牧畜による温室効果ガス研究コンソーシアム(PGgRC)」と共同で、排出量削減に取り組むためのアイデアを検討しています。

世界中の科学者が家畜から発生するメタンを減らすためのアイデアに取り組んでおり、フォンテラ研究開発センター(FRDC)も二酸化炭素排出量を減らすための新しい方法を研究しています。

私たちは「牧畜による温室効果ガス研究コンソーシアム(PGgRC)」を通じて、農業からの排出を削減するための最先端技術に投資しています。

また、ニュージーランド出身でマサチューセッツ工科大学に籍を置くIan Hunter 博士との共同研究や、DSM社の放牧主体の酪農におけるメタン抑制剤の使用を検証するための共同研究を開始しました。

牛から排出される生物学的物質を段階的に削減できる画期的な技術を特定し、その解決策を世界的に推進することで、私たちが酪農業を営む地域だけでなく、より広い範囲に影響を与えたいと考えています。

私たちの研究開発チームは、そもそも牛がメタンガスを発生させないための自然な方法を研究しています。

乳製品の培養を利用してKowbucha ™ と呼ばれる新しい発酵製品を作っています。これにより、乳牛からメタンガスを発生させる原因となる悪い仕組みを断ち切ることができる可能性があります。

まだ初期段階ですが、Kowbucha™ の最初の結果は期待ができるものです。FRDCの科学者は「AgResearch」や「牧畜による温室効果ガス研究コンソーシアム(PGgRC)」と協力して、メタンを減らすための費用対効果の高い実用的な解決策を見つけるためにKowbucha™の最適化を進めています。

また、オーストラリアのタスマニアでは、メタンガス排出削減に効果が期待できる海藻を乳牛に与える試験も開始しました。

目標 

私たちの気候変動目標 

2030年までに製造業からの排出量を50%削減

2050年までに製造拠点で排出量ネットゼロを達成する

2015年から2030年の間に、酪農からのGHG排出量を増加させない

なぜ私たちの農場はこれほど炭素効率が高いのか 

低炭素酪農
私たちが自然な酪農を行っている土地
日照と降雨
健康な牧草と肥沃な土壌
動物を大切にする
再生可能エネルギーによる電力供給