ニュージーランド産グラスフェッドバター コープ九州のカタログ販売にて3月15日より取扱い開始

 「乳製品にサステナブルな選択肢を」。両者の長年の交流からついに実現

ニュージーランド乳業最大手フォンテラの日本法人であるフォンテラジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:斎藤 康博)は、フォンテラのブランドの一つ「AnchorTM 」のグラスフェッドバターを生活協同組合連合会コープ九州事業連合のカタログ販売にてお取り扱いいただくことになりましたことをご案内致します。

宮崎を除く九州と沖縄での販売で、受注開始は3月15日、配送(お届け)は3月22日となります。

ニュージーランドでは、温暖湿潤な気候や肥沃な大地を最大限に生かし、放牧酪農というサステナブルな酪農方式が行われています。サステナビリティへの関心が日本国内でも高まっていますが、以前より「食品の安全・安心」と「持続可能な生産と消費」を基本に活動されているコープ九州にて、ニュージーランドのグラスフェッドミルクから作られたグラスフェッドバターを取扱いいただくことは、同じ目標を持つフォンテラにとって大きな意味を持ちます。

 

【「AnchorTM 」のグラスフェッドバター】

放牧酪農で育てられた牛からとれる生乳(グラスフェッドミルク)は、一般的に穀物飼料で生育した乳牛からとれる生乳に比べより多くの共役リノール酸(CLA)やβ-カロテン、ビタミンDが含まれていると言われています。フォンテラの契約酪農家が育てる乳牛は約97%*1の時間を牧草地で過ごし、ストレスフリーな環境で良質な牧草を食べて育ちます。成長ホルモンの使用も一切ありません。このようなグラスフェッドミルクを使って作られたバターが、グラスフェッドバターです。(季節的要因により補助的飼料を与える場合があります。)

〈製品概要〉

製品名:NZ産(加塩)グラスフェッドバター 454g

価格:1,280円(税抜き)

重量:454g

保存温度:冷凍

2021年3月15日 受注開始

2021年3月22日 配送(お届け)

 

【グラスフェッドとは】

ニュージーランドではサステナブルな「放牧酪農」が主流です

― 土、草、牛の循環サイクル ―

酪農といえば、牛たちが緑の牧草地でのんびりと草を食む姿をイメージする方が多いかと思います。牛たちは牧草地を移動し草を食べ、糞尿は土の中の微生物や虫が分解し土に還っていきます。

そんな循環型の「放牧酪農」がニュージーランドのほとんどの農場で行われています。

 

冬の寒さや夏の暑さが厳しいところでは一年を通して放牧することは難しい場合もありますが、ニュージーランドは放牧酪農を行うことができる温暖な気候に恵まれた数少ない国の一つです。また、ニュージーランドの肥沃な大地や十分な日照時間、降水量のおかげで、他の国に比べて少ない肥料で良質な牧草を育てることができます。穀物飼料を輸入し酪農業を行う国に比べると少ないカーボンフットプリントでの酪農が可能です。

 

主要生乳生産国18か国を対象にした調査によると、ニュージーランドの酪農場での温室効果ガス(GHG)排出量が一番少ないという調査結果が出ています*2

ニュージーランドには気候や放牧主体の酪農システムといった自然の優位性がありますが、生産性と効率性を可能な限り高めることは、酪農家の懸命な努力によるところが大きいです。ニュージーランドの酪農家は、少ない資源からより多くのものを生産するために精度を高めた放牧酪農を行っており、その結果、過去25年ほどの間に農場における生物由来のGHG排出量を約20%削減しました*3。

※「グラスフェッド」の定義には国際的な統一規格はありません。このため、フォンテラは独自の基準「The Fonterra Grass and Pasture Fed Standard」を設け、グラスフェッドの水準を管理しています。この基準は第三者機関(AsureQuality)に承認を受けています。(AsureQualityはニュージーランド政府が保有する、独立の適合性評価機関です。)

 

 

【サステナブルな選択肢の拡充に】

コロナ禍によりサステナビリティへの意識が日本国内でも高まっています。「地球環境・社会課題は決して他人事ではない」と感じている人が80%以上となる調査結果も出ています*4

 

日本生活協同組合連合会では、様々な商品について生産する側の「つくる責任」と、消費者側の「つかう責任」という2つの要素がうまくかみ合うようにすることで持続可能な社会を実現するべく、限りある地球資源への思いを巡らした商品の開発、供給を進めています。また、こうした事柄について学習の場を作り、エシカル消費といつまでも豊かな暮らしを維持できる社会への理解を深めるよう活動されています。

 

フォンテラでも、経営戦略の3つの柱の一つに「Healthy Environment(健全な環境)」を掲げ、農場から消費者に届くまで一貫した持続可能な酪農への取り組みを徹底しています。

 

今回コープ九州と一緒に日本の皆様にニュージーランドのグラスフェッドバターをお届けできることで、日本の皆様にニュージーランドのサステナブルな酪農に関してもっと知っていただき、皆様が購入しているバターのような身近な製品の中にもサステナブルな選択肢があるということを考えるきっかけとなればうれしく思います。

 

 

【グラスフェッドバターの取り扱いが実現した背景】

①    「これがバター!?」。「グラスフェッドバター」とコープ九州担当との衝撃の出会い

コープ九州の担当新井さんは、2018年にフォンテラのグラスフェッドバターを試食した際に「これがバター!?」と衝撃を受けたとおっしゃっています。口に含んだ時のふんわりとした味わい、そのまま食べても後味が残らずにすっきりとしていているところは、今まで食べていたバターとは全く違い、「ぜひ生協の組合員の皆さんにもこのバターを食べてもらいたい!」と思ったことが今回お取り扱いいただくきっかけとなりました。

 

②ニュージーランドの農場視察と「グラスファーミング」への感銘

コープ九州とフォンテラジャパンとは、フォンテラジャパンがニュージーランド政府、ファームエイジ社と共同で行っている「ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクト*5」を通して以前より交流があり、新井さんはニュージーランドの農場視察の経験もあります。ニュージーランドでは、そのスケールの大きさに圧倒され「酪農業でここまで大きく豊かに進化できるのか!」と驚いたとおっしゃっています。そして、その豊かさのベースにあるのは牧草で牛を飼育する「グラスファーミング」で、牧草(グラス)という資源を効率よく使うことで、酪農家が豊かな暮らしを営んでいるという現実に感銘を受けたとおっしゃっています。

 

③コープ九州が力を入れる、九州の酪農・乳業の持続可能な発展

コープ九州では、2018年7月に、九州の酪農・乳業の持続可能な発展を目指し、放牧について学び考える「グラスファーミングセミナー」をこれまでに5回継続的に開催しています。2019年のセミナーでは放牧酪農を効率よく行うためには、土壌分析の生物学的要素も必要だという視点から、土壌動物や菌類の活動に関する専門家を招いての講演がありました。これは、新井さんがニュージーランドを視察した際に日本での放牧酪農でも実践できるのではないかと感じたことの一つで、まだ日本では取り上げられることの少ない分野でしたが、一早くセミナーで取り上げられました。

 

④「グラスフェッドバター」を使った「バターリッチメロンパン」が好評

今回のグラスフェッドバターの販売に先駆け、2020年8月よりニュージーランド産グラスフェッドバターを使った「バターリッチメロンパン」のカタログ販売を開始し、「バターの風味がしっかりと感じられ、メロンパンの概念を覆すおいしさ!」と組合員の皆様にご好評いただいています。今後もニュージーランド産グラスフェッドバターを使用した新しいベーカリーアイテムが発売される予定です。

 

 

【AnchorTMとは】

ニュージーランドを代表する乳製品ブランドの一つ。

130年以上語り継がれてきた酪農のノウハウに加え、近代的な技術革新、創意工夫により、現在では世界80か国で製品が販売される、世界中の人々に愛されるニュージーランドの乳製品ブランドとなりました。

昨年は、サトウキビから作られた植物性ボトルを開発し牛乳のボトルに採用。第三者機関にライフサイクルアセスメントを依頼してこのボトルのカーボンフットプリントを評価してもらったところ、化石燃料から作られる従来のボトルよりもカーボンフットプリントが低いと判定されました。また、家庭から回収したこれらのボトルは100%リサイクルが可能です。

*1  搾乳時間及び搾乳場への移動時間を除いた時間を母数とし、そのうち牧草地で過ごす割合を指します。過去3シーズン(2016-19)の平均値です。

*2 Dairy NZ  New research shows New Zealand dairy farmers have the world’s lowest carbon footprint – at half the emissions of other international producers.

*3 Fonterra Sustainability Report 2020  P.45

*4  株式会社電通マクロミルインサイト調べ。ウェブ電通報 (dentsu-ho.com) よりサステナブルな世の中へ。コロナ禍がもたらした生活者意識の「5つのシフト」

*5 ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクトとは  

日本の酪農の収益性と持続可能性に貢献する為に、ニュージーランド政府、ファームエイジ株式会社、フォンテラジャパンの協力のもと2014年にスタートしたプロジェクト。ニュージーランドの放牧酪農のノウハウを活かし、北海道の協力酪農家と日本での放牧酪農の可能性に取り組んでいます。